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Virtual Reality
仮想の液体を操る 

仮想液体に対する対話操作

仮想空間に作り出した容器を操って、仮想の液体を触って動かすモデルを提案しています。 この容器で自由落下してくる液体をキャッチしたりほかの容器の中に溜まっている水をすくうことができます。 もちろん容器を傾ければ入っている水はこぼれ落ちますし、揺らせば水面も揺れます。この容器は凸形状であればどんな形でも可能です。

流れ落ちる液体を受け止める 容器にたまった液体をすくう
流れ落ちる液体を受け止める (4コマ)

この対話操作を実現するために液体を表現する新しいモデルを考えることが必要でした。 すべての液体の状態を粒子で考えると膨大な計算時間に対する解決になりません。 そこで液体が容器の中にあるときには「体積」として表現することにしました。 容器に溜まっている液体の体積と水位の関係を用いることで対話操作が高速に行えます。 さらにこの考えを発展させ、容器内の空間をブロックに分割して各ブロックに入っている液体の密度を変化させることで液体の流れを表現することも可能にしました。

液体の入った容器を傾ける
download(9.67MB)
仮想液体を操っている映像です。ダウンロードしてご覧ください。
仮想液体操作の様子

これまでの研究の改良・発展とともに、液体の粘性や重さといったより細部の表現の研究や液体から生じる音や容器に伝わる液体の重みといった視覚以外の情報を加えてより現実性を高める研究に取り組もうとしています。

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