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Mixed Reality
VRが対話操作を可能にする 

  物体の移動
物体の移動

実物体と仮想物体の対話操作

ビデオカメラに映っている物体に仮想物体が衝突した場合には、もともと映っている実物体が移動しない限り、仮想物体が実物体にめり込んだり、突き抜けたりしてしまいます。これではリアリティがありません。 そこで、本研究室ではビデオカメラの映像に映っている物体と仮想物体との干渉などの対話操作を可能にする画期的なシステムを開発しました。

撮影中にビデオカメラの映像から、実物体の形状モデルを獲得します。これにより、実物体を仮想化することが可能になります。

仮想物体による実物体への干渉が起こった場合には、実物体を仮想化し、元の映像にうまく合成します。

  実物体との干渉
干渉
実物体:実物体   仮想物体:仮想物体

また、干渉の判定は以下のように行います。

  1. 仮想物体の底面と実物体の底面の形を考え、その形に内接する円を作ります。
  2. 仮想物体の内接円の中心と実物体の内接円の中心との距離が仮想物体の内接円の半径と実物体の内接円の半径の和よりも大きくなっていれば干渉していると考えます。
  3. 干渉していた場合、実物体の移動処理を行います。

この技術を使うことにより、複合現実感における臨場感が増します。また、より複雑な干渉を実現することにより、産業、医療への応用の幅が広がります。

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